2014年4月21日月曜日

羽鳥書店『野兎の眼』『土偶・コスモス』『「女川一中生の句 あの日から』

羽鳥書店より3点追加入荷いたしました。


松本典子『野兎の眼』

奥吉野の風景と、そこで出会った少女を10年間撮り続けた写真集です。吉野の大自然というよりは、その細部のひとつひとつを。少女から大人へ、そして母となる女性の日々の断片を。時の流れを感じさせながら、そのかけがえのない一瞬一瞬を鮮やかに切り取った写真の数々がとても眩しく、全てが愛おしくなります。こちらはサイン本です。




『土偶・コスモス』

大好評だったMIHO MUSEUM「土偶・コスモス展」公式カタログです。みみずく、遮光器、十字形、ハート形、河童形などの土偶、土器の写真を320点収録。地方ごとの出土点数や大きさなどのデータ、様々な角度から土偶を論じた文章もあります。
表紙も目を引きますが、本を開いてもさらに目が離せなくなる写真ばかり。それぞれの土偶が一番魅力的な角度で写されており、特徴的なものは背面もしっかりと撮影されています。土偶入門書として最適なだけでなく、土偶ファンの方は1冊持っておきたくなる素晴らしい内容です。

目次
1 縄文土偶――物語性の造形
2 五体を揃え、女性らしくなる土偶
3 壊された土偶
4 さまざまなポーズ、異形のものたち
5 意味を持つ数
6 多様化する土偶と遮光器土偶の展開
7 西日本の土偶
8 縄文ランドスケープ”大湯環状列石”
9 ストーンサークルと「第二の道具」
10 縄文に魅せられた現代文化人




「女川一中生の句 あの日から」

宮城県女川第一中学生で2011年5月、11月に行われた俳句の授業。中学生たちがあの日に見た景色、感じた思いを俳句として残しました。素直な言葉、飾らない言葉、何気ない言葉。真っ直ぐな言葉がすっと胸の奥に入り込みます。
そして、その俳句はどのような背景で詠まれたのか。小野記者による取材により、五七五の言葉の意味がより切実に伝わってきます。


・その他とほんに在庫のある羽鳥書店刊の書籍(4月21日現在)

『冬の夏』三瀬夏之介
『現代アートの行方』三瀬夏之介×池田学
『幻想都市風景』光嶋祐介(サイン本)
『いま読むペロー「昔話」』工藤庸子
『パトさん』がんも大二
『夢十夜を十夜で』高山宏
『すずしろ日記』山口晃(サイン本)

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